アインシュタインが複利についてコメントを残しているのは金融商品に興味を持っている人だったら結構知られている話です。株の話とはちょっと違うけど、今日のモーニングサテライトで面白い話をやってたのでご紹介。
複利についてアインシュタインは、
・世界8番目の不思議
・最も強い力
・人間の発明で最大の驚き
と述べているそうです。
それだけ、複利の力はすごいという事です。
たとえば100万円を、今の日本の銀行の金利ではありえないですけど年5%複利で運用すると
1年目 105万円
2年目 110万円
3年目 115万円
4年目 121万円
5年目 127万円
6年目 134万円
7年目 140万円
8年目 147万円
9年目 155万円
10年目 162万円
20年目 265万円
小数点は分かりにくいので削りましたし、税金も考えていない単純なケースですが20年目に複利だと165万円の利子がつきます。
これに対し、元本にのみ5%の利子がつかないとすると、
1年目 105万円
2年目 110万円
3年目 115万円
4年目 120万円
5年目 125万円
6年目 130万円
7年目 135万円
8年目 140万円
9年目 145万円
10年目 150万円
20年目 200万円
こちらも、税金を考えないと20年で100万円の利子がつきます。
複利と、元本にしか利子がつかない場合の差は、65万円です。
元本が1000万円だったら、なんと650万円の差です。
これが複利のすごさです。
複利は、収入としてだったら大きくリターンがありますが、借金の金利としてだったら逆のバイアスがかかってしまいます。
この為、経済合理性から行くと借金はせず、複利で運用するのが理想ですが、一般的に多いのは借金して利子を支払いながら、同時に別に貯金する人です。経済合理性ではナンセンスですが、借金がないとついつい気が楽で、大きな買い物をしてしまい貯金が貯まらない人もいますので私は仕方ないのかなと思っています。