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伊坂幸太郎「モダンタイムス」

最近本をめっきり読まなくなってしまって、読む力が落ちているのが実感出来ます。読む力が落ちると、本を読む気が起きなくなる、活字離れの悪循環です

そんな私が最近楽しく読んでいるのが、マンガ雑誌のモーニングの一番最後の部分におまけのように連載されている伊坂幸太郎の小説「モダンタイムス」です。伊坂幸太郎という作家を最近まで知りませんでした。「モダンタイムス」の中で主人公の友人として伊坂幸太郎が出てくるから名前を覚えたくらいで、小説にも興味がありませんでした。

文章もあんまり自分の好みではないし、作家自身が話の中に出てくるのに、ちょっと引きました。
「今まで実名で作家が話に登場する小説見たことないな〜。ふざけているのかな?こういうのに限って中身がスカスカで面白くないんだよな〜。」
と思いながら読んでいたのですが・・・。

面白いんです

文章は今風なのか、浅い感じもするし、キャらの設定も同様に浅く感じていました。しかし、その浅さの中に時々深さを感じるんです。
なんか、気持ち悪いような、意図してわざと浅く書いているような変な感じです。
不思議な文章を書く作家だな〜。

まだまだ、物語は続くようですし、何も分かっていないんですけど毎週楽しみに読んでいます。

※2008/11/8追記
物語に出てくるのは、伊坂好太郎でした・・・・。