2020年に父が亡くなって、畑が残されました。
畑と言っても、家族が食べる程度が栽培できるくらいの小さな畑で、出来た作物を売ったりしていません。
しかも、畑を維持するのも大変で、農具やら燃料代やら潅水設備用のパイプやら鳥よけの網やらその他もろもろで完全に大赤字です。絶対買った方が安いです。
そんな現状ですが、私は今まで生きてきて、全く農業に興味がありませんでした。
しかし、高齢の母親一人に畑を任せるわけにいかず、土日できるだけ手伝ってます。
それがめちゃきつい・・・。
平日仕事して、子供関係の役員もしたり、職場の組合の役員をしたり、大好きなインラインが出来ないくらい忙しいです。
今年の夏は、土日は1日4時間ずつ草取りなどしていましたが、全く追いつきません。(母も平日と土日に暑くない時間帯に農作業していました。)
父も元々勤め人だったので、農業の事がそんなに詳しくなく定年後の時間を使い畑仕事をしていました。
そのため、完全無農薬でした。
だって除草剤やら、殺虫剤なんて怖いやん!ってイメージです。
雑草を雨の日も取って畑の面倒をみていました。
亡くなってすぐは、父のマメな草取りのおかげで、耕せばしばらく雑草が生えず良かったのですが、今年はスベリヒユとハマスゲがあっという間に生えてきます。耕せば耕すほどあっという間に生い茂る状態になりました。(ハマスゲの方がタチが悪いですが、侵略速度に時間がかかるのでじっくり対策はできます。)
昨日、2~3週間前に耕して、台風やら雨やらで畑に行っていなかったら、スベリヒユの絨毯で畑が覆われていて、恐れおののきました。
もう、絶望ですよ。
どうすればいいの?って感じです。ほっといて、隣のプロの農家さんに迷惑かけるわけにいかないし。
すると、あまりに原始的な農業をやっている私たち親子をみかねて、プロの農家の近所の方がバスタを使えばと声をかけてくれました。
えー、ラウンドアップ(グリホサート)やバスタ(グリホシーネ)って怖いやんって思っていました。ネットやらでさんざん毒性やらなんやら言われてますしね。
でもね~、実際人力でひたすら草取りを続けるって無理なんですよ・・・。
多分プロの農家でも無理です。
人力で草を取り続けるって、明治、大正、昭和初期の農業ですよね。
プロの農家さんは、まず土壌処理をして雑草が生えにくいようにしているようです。これも、薬剤処理の一種だと思いますけど。
でも私は、土壌処理剤もよく知らないので、教えてもらったバスタを使って畑の除草をしていいかどうか検討しました。
ネットで、否定派、肯定派の話を調べて、安全データシートも見て自分なりに結論づけると、適切に使用すれば問題ないと結論付けました。
バスタ自体は、生殖機能の低下など動物実験で報告されていますが、毒性のカテゴリは、普通物という毒劇物に該当しないという区分に該当するようです。動物実験は通常かなり高容量でやっているだろうし、土に落ちた薬剤はすみやかに分解されるそうです。その為、効果が発揮されてすぐ定植可能という事でした。
枯れた植物には長期間残留するようですので、枯れた雑草を土に戻してやるまでしっかりとみないといけないとは思います。
バスタに入っている界面活性剤こそ悪いという意見もありますけどね。
使用方法をきちんと守って、負担を減らしたいです。