暇つぶしに携帯で、名将との誉れ高い立花道雪（宗茂の義父）を調べていたら、関連の小説を読みたくなって読んでみました。
読んだのは、「小説 立花宗茂」です。
著書は、歴史小説の大御所である童門冬二さんです。童門冬二さんの小説は、非常に独特で読みやすいです。調べた歴史を、細かく描写した上に、少し感情を付けて物語にするような感じです。
浪人生活の末、柳川藩主へと返り咲くさまは、目がしらが熱くなります。徳川に敵対し、領地を取り上げられた武将が、旧領地の藩主へと返り咲くのは、徳川の世では宗茂くらいではないでしょうか。
名将との誉れ高い高橋紹運を実の父に持ち、立花道雪の養子となった宗茂は、二人の父に負けない武将でした。衰退の一途をたどる大友宗麟と大友家を愚直に支えていく、下剋上の世に珍しい名将達であり、宗茂は、その後、豊臣秀吉、徳川秀忠の信頼を得て戦乱の世を生き抜きます。
追記：宗茂の奥さん、立花誾千代（ぎんちよ）は、「戦国無双２」で暴れまわっているそうです。
