シャープが、業績が芳しくないパイオニアの筆頭株主になり、色々な事業で提携を行うというニュースが9月にありましたが、いまいちピンと来ない感じでした。
しかし、今日のニュース(WBS)で太陽電池の特集があり次世代の太陽電池の論文で一番多いのは有機薄膜であり、有機ELの技術者(研究者だと思いますが)が有機ELが実用段階に入ったため、太陽電池の有機薄膜の研究に流れているとの報道があり納得しました。
あくまで一個人の想像ですが・・・。
太陽光発電に欠かせない原料のシリコンの高騰に対して、薄膜技術により使用量を減らしシリコンの高騰に対応する、その後有機薄膜の流れになる可能性が高いと思われます。
そのため、有機ELを実用化させているパイオニア(東北パイオニア)の太陽電池に応用できる有機薄膜の技術ノウハウをシャープは欲しかったのではないかと考えられます。
今後、太陽電池は価格競争に陥るため次の手が必要であり、規模の拡大によるコスト削減も重要だが技術革新が必要である。そのための提携であるということの方が自分にとっては、パイオニアが液晶を販売するとか、パイオニアの音響技術をシャープが活用するという理由より納得がいきました。
電卓の頃から、シャープは価格競争に強い企業なので今回の提携を生かして今後も生き残りそうな気がしました。