最近の気になった話題が2つあります。
1つは、泥沼の提携解消交渉を続けていたスズキが、VWと提携解消に合意したことです。
VWが持っているスズキ株を買い戻す必要があり4000億円以上の出費となりますが、鈴木修会長の交渉手腕に脱帽です。
しかし疑問は、なぜ急に提携解消交渉が進展したかです。
VWとしては、スズキ株購入時と売却時の差額として2000億円以上の利益となりますが、スズキの価値はトータルでそれ以上と考えられるためです。
その答えとなるだろう、もう1つの話題が9月19日に発表になりました。
VWのディーゼルエンジンのアメリカの排ガス検査不正による制裁金2.1兆円のニュースです。
要は、VWは巨額のキャッシュが必要になったため、スズキ株を手放す必要に迫られたのだと思います。