司馬遼太郎の「覇王の家」を読みました。
徳川家康の物語です。
司馬遼太郎の作品は、「功名が辻」と「一夜官女」に続き3作品目なのですが、この作品はかなり読み応えがありました。
徳川家康とその周辺の人物を非常に深いところまで描いてあり、また現代日本の常識がどのようにして作られたかを司馬遼太郎の解釈で説明している作品でした。
私が、豊臣秀吉と徳川家康の関係で今まで疑問だったところも描いてあり、
「そういう解釈だったら納得がいく。」
と感心しました。
少し読むのが大変ですが、読む価値がある作品でした。