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太陽光発電のブレークスルー!

久しぶり面白いネタを、ネットサーフィン中に発見しました(*^_^*)

ネタ元は、msn産経ニュースです↓
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110919/scn11091916400001-n1.htm

さらに、岡山大学のHPのトピックページである以下の二つの記事です。
http://www.physics.okayama-u.ac.jp/report/research20110101.html

http://www.physics.okayama-u.ac.jp/report/research20110610.html

光の吸収率が従来のシリコン製の100倍以上の太陽電池を、岡山大学大学院の池田直教授のチームがレアアースのなかでも安い材料であるイットリウムを用いた酸化鉄化合物を使って開発しているという記事です。
現在、1kwあたり100万円程度するシリコン製太陽光発電を数千円にすることを目標として2013年の実用化を目指して研究が進められているようです。

この記事のすごいところは、まず驚異のコストダウンを目指しているところです。これは、発売当初かなり高価だった電卓やデジタル腕時計が、今では電卓だと千円、デジタル時計だと1万円くらいで買えるようになったのと同じようなインパクトです。太陽光発電はエコでいいけど高いという常識が変わります。

面白いのが、2011年1月の山陽新聞の記事で池田教授は2015年の実用化を目指していたのが、2011年6月の山陽新聞の記事ではベネッセの資金提供などの協力により2013年と実用化までの期間が短くなっていることです。予定どおりに実用化出来たら、池田教授とベネッセは日本の救世主です!

これだけ短期間で太陽光発電のコストが一気に下がれば、中国のバブルが崩壊する前に日本が一気に立ち直る可能性が出てきます。

日本のエネルギー問題の解決に加え、低コストの太陽光発電設備の世界への輸出による競争力の回復、家計に占める光熱費が減る事による直接的な恩恵、など様々な面でメリットが出てきます。既存の太陽光発電メーカーは大打撃でしょうが・・・。

死人が出てもおかしくないような、エネルギービジネスのトピックです。